最高裁判所は、民事裁判の証拠や争点の整理を効率化するため、生成AIの活用を検討している。来年度には確定済みの裁判記録を使いながら検証を進め、どのように活用できるかを見極めていく方針だ。来年度予算の概算要求には、検証作業の費用として約6千万円を計上した。
現状は内規でAI利用を禁止
裁判所は現状、個人情報保護の観点から裁判記録をAIに読み込ませることを内規で禁じている。一方で、AIの機能は飛躍的に向上し、日常生活や企業への普及も進んでいる。
6人の裁判官が研究会を開催
最高裁は今年、民事裁判で活用の余地があるかの本格的な検証を始めた。東京、大阪の両地裁で働く中堅の民事裁判官6人が1~2月に研究会を開催。架空の裁判記録をもとに三つのAIサービスを使い、どう活用できるかを検討した。
その結果、利用が考えられるのは…



