オンワードデジタルラボ、CDP刷新で運用コストを約半分に削減
オンワードデジタルラボ、CDP刷新で運用コスト約半分に

primeNumberは10月9日、オンワードグループのデジタル事業を統括・推進するオンワードデジタルラボが顧客データ基盤(CDP)を刷新し、運用コストを従来比で約半分に削減したと発表した。新たな基盤では処理遅延やシステムエラーの発生を抑制するとともに、今後のAI活用を見据えた「AI-Ready」な環境を整備したという。

データ量増加で既存CDPの処理負荷が課題に

同社はオンワードグループにおいて、ECシステムの管理やデジタルマーケティング、グループ横断の顧客基盤運営を担っている。2021年から運用していた顧客データ基盤では、データ量の増加に伴い処理負荷や運用負荷が増大していたほか、データ抽出に専門知識が必要になるなどの課題を抱えていた。

従来の基盤では、大量データの処理に対応しきれず、売上データの確認や分析に必要な作業負荷が増加していた。また、必要なデータへ迅速にアクセスできる環境づくりも課題となっていた。こうした状況を受け、同社は既存基盤の契約更新を機に次期顧客データ基盤の構築プロジェクトを開始した。

コンポーザブルCDPの採用で基盤を刷新

新基盤では、要件に応じて構成を選択できるコンポーザブルCDPを採用した。クラウドDWH(データウェアハウス)にSnowflake、データ収集にprimeNumberクラウドETL「TROCCO」、メタデータ管理に同社のAIデータプラットフォーム「COMETA」を導入した。

また、データやパイプラインの構造をAIが理解しやすい状態に整える「AI-Ready」な設計を重視し、既存システムを停止することなく新基盤への移行を完了した。

運用コスト半減と安定運用を実現

新基盤への刷新とシステム構成の最適化により、運用コストは従来比で約半分となった。さらに処理遅延が解消され、稼働開始から約1カ月の時点で重大なシステムエラーは発生していないという。

加えて、基盤設計や開発にオンワードデジタルラボのメンバーが深く関与したことで、チーム全体のデータ活用に関する知見や技術力が向上し、今後の内製運用に向けた基盤も整備できたとしている。