大学入学共通テストに新教科「情報」追加、25年度から正式決定
共通テストに「情報」追加、25年度から正式決定

大学入試センターは15日、2025年度(令和7年度)の大学入学共通テストから、新たな教科「情報」を追加することを正式に決定した。これにより、共通テストの出題教科は従来の6教科から7教科に拡大される。

新教科「情報」の概要

新教科「情報」は、高校の必修科目「情報I」を対象とし、プログラミングやデータの活用、情報通信ネットワークの仕組みなど、情報活用能力を問う内容となる。試験時間は60分、配点は100点。マークシート方式で実施される。

大学入試センターの担当者は「情報化社会で求められる基本的な能力を評価する。単なる知識ではなく、思考力や判断力を問う問題を出題する」と説明している。

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経緯と背景

文部科学省は2022年3月、次期学習指導要領の実施に伴い、共通テストに「情報」を追加する方針を発表。その後、大学入試センターが具体的な実施方法を検討してきた。高校では2022年度入学生から「情報I」が必修化されており、2025年度の大学受験生は全員が同学習を修了している見通し。

新教科の追加は、急速なデジタル化に対応した人材育成が目的。国際的な学力調査でも、日本の高校生の情報活用能力に課題があることが指摘されてきた。

大学側の対応

各大学は、個別の入試で「情報」を課すかどうかを判断する。既に一部の国公立大学は、2025年度入試から「情報」を必須または選択科目として採用する方針を表明している。一方、私立大学では導入を見送るケースも多い。

受験生への影響について、大学入試センターは「新教科の追加により、受験科目の選択肢が広がる。一方で、情報分野に不慣れな生徒には対策が必要」としている。

今後のスケジュール

2025年度の共通テストは、2025年1月18日・19日に実施予定。新教科「情報」のサンプル問題は、2023年度中に公表される見通し。また、2026年度以降は「情報II」を出題対象とする可能性も検討されている。

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