USB PD(Power Delivery)対応機器が増えている。ノートPCやスマートフォン、タブレットなどを1台の充電器でまとめて充電できる利便性から、複数ポートを持つUSB PD充電器は必須アイテムになりつつある。
しかし、あるポートで機器を充電中に、別の空きポートへ他の機器を接続すると、それまでつないでいた機器への給電が一時的に途切れる「瞬断」と呼ばれる現象が起きることがある。
スマホやノートPCのようにバッテリーを内蔵する機器なら瞬断が起きても大きな問題にはならない。だが、USB PD給電で動作するミニPCやモバイルディスプレイといった、バッテリーレスで常時電源を必要とする機器では話が別だ。
バッテリーを搭載していないバッテリーレス機器の動作中に瞬断が起きると、PCが突然シャットダウンして作業データが消失したり、ディスプレイの表示が切れて再接続を待たされたりと、致命的な影響を及ぼす。「後から別のケーブルを挿すのが怖いため、結局機器ごとに充電器を分けている」という声もよく耳にするし、筆者自身も出先でモバイルディスプレイを使う際は同様に対処している。
バッファローの新製品が瞬断問題を解決
そんな悩みを抱えるユーザーに朗報だ。バッファローが7月上半期に登場した新型のUSB充電器「BSACPD10005C4BK」「BSACPD14005C4BK」「BSACPD24005C4BK」シリーズは、まさにこの瞬断問題を解消してくれる頼もしいプロダクトだ。今回、製品をお借りする機会を得たので、その実力を検証していく。
今回バッファローが発表したUSB充電器は、いずれも4ポートを備える急速充電対応モデルである。各ポートへ最適な電力を自動分配する「PWRArrange」機能を搭載しており、複数台を同時に接続した際も、各デバイスに合わせた出力の最適化を自動で行ってくれるスマートな設計だ。
さらに、他ポートの抜き差しに起因する「瞬断」を防止する「瞬停抑制機能」も備えている。ケーブルを着脱するたびに給電が途切れるという、従来のストレスを見事に解消した。
3モデルのラインアップ
BSACPD10005C4BKは、合計最大出力100Wを誇り、USB Standard-A×1基を含む4ポートを備えた「100Wモデル」のPD充電器だ。USB Type-C×3基は単ポート利用時にそれぞれ最大100W、Standard-Aポートは最大22.5Wに対応する。実測サイズは60(幅)×57(奥行き)×31.5(高さ)mm、質量は180.6g。今回の新製品3機種の中では最もコンパクトで軽量性に富む。Amazonでの販売予定価格は6,480円だ。
BSACPD14005C4BKは、合計最大出力140Wを誇る「140Wモデル」のPD充電器だ。USB Type-C×4基を備え、単ポート最大出力は140W、4ポート同時使用時は各ポート20W~45Wに自動分配される。実測サイズは77.5(幅)×71.5(奥行き)×33(高さ)mm、質量は307gと100Wモデルより一回り大きい。しかし、出張などで多数のデバイスを持ち歩く際も本機1台で完結するため、結果として荷物の削減に役立つはずだ。Amazonでの販売予定価格は1万1,980円である。
BSACPD24005C4BKは、合計最大出力240Wを誇るフラグシップモデルだ。3製品の中で唯一、専用電源ケーブルやスタンドといった付属品が充実している。ポート数はUSB Type-C×4基。単ポート最大出力は140Wで、全4ポート同時使用時は、ポート1・2で合計最大140W、ポート3・4で合計最大100Wという出力配分となる。実測サイズは121(幅)×87.5(奥行き)×36.5(高さ)mm、質量は本体のみで536.5g、ケーブル込みで678gと重量な仕上がりだ。本体左側面のゴム脚や付属スタンドの存在から、基本的にはデスク等への置き置き利用を想定した設計と思われる。Amazonでの販売予定価格は1万7,980円だ。



