中国・上海の裁判所が、人気ゲーム「原神」の音声を無断使用したAIソフトの運営会社に対し、ゲーム開発会社へ賠償金75万元(約1700万円)を支払うよう命じた。上海市政府系メディア「上海テレビ」の公式SNSが9日に報じた。
AI学習させた音声変換ソフトを有料提供
報道によると、運営会社は日本でも人気の中国ゲーム「原神」に登場する少女キャラクターなどの声をAIに学習させ、自分の声をキャラクターの声に変換できるソフトを有料で提供していた。
ゲーム開発会社は2025年に著作権を侵害されたことを知り、運営会社を提訴。裁判所は判決で、AIソフトの音声とゲーム内キャラクターの声が同一である可能性が高いと判断した。
中国初のAI関連司法指針を発表
中国の最高人民法院(最高裁)は7日、AI関連の司法判断をまとめた指針を発表した。AI関連の司法指針が示されるのは中国初とされる。
指針には「本人の同意なく顔や名前などをAIに学習させて本人だと認識できる物を作成し、公開した場合は権利の侵害」などと明記されており、司法当局がAIによる権利侵害に厳しく臨む姿勢を示した。



