イラン女子サッカー代表、豪州で国歌斉唱拒否 政権抗議と制裁懸念で保護要請の声
イラン女子サッカー代表が国歌拒否 豪州で制裁懸念と保護要請

イラン女子サッカー代表が豪州大会で国歌斉唱を拒否 政権抗議と制裁リスクに懸念

オーストラリアで開催中の女子サッカー国際大会「AFC女子アジアカップ」に参加しているイラン代表チームが、試合前の国歌斉唱を拒否する異例の行動を取った。この行為はイラン政権への抗議と見られており、選手たちが帰国後に国内で制裁を受ける可能性が危惧されている。豪州では政府に対し、選手の保護を求める声が上がっている状況だ。

韓国戦では黙って前を見つめる姿勢 政権への抗議意図か

2026年3月2日、オーストラリア東部のゴールドコーストで行われた対韓国戦の試合前、イラン代表の選手たちは国歌が流れる中、黙ったまま前を見つめる姿勢を貫いた。チームは公式な理由を明らかにしていないが、この行動の背景には政治的意図があると推測されている。その2日前に、イランの最高指導者であるハメネイ師が米国とイスラエルの攻撃によって死亡したことが報じられており、国歌斉唱の拒否は政権に対する抗議の意思表示だった可能性が高い。

豪州戦では国歌を斉唱 政権からの指示があったとの報道も

一方、3月5日に対オーストラリア戦が行われる際には、選手たちは敬礼をしながら国歌を斉唱した。複数のオーストラリアメディアは、この変化についてイラン政権からの指示があったと報じており、チームが外部からの圧力にさらされている実態が浮き彫りになっている。大会関係者によれば、選手たちの心情は複雑で、スポーツの場が政治的な緊張に巻き込まれる事態を憂慮する声も聞かれる。

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帰国後の制裁リスクに懸念 豪州で保護を求める動きが活発化

イラン代表チームの行動は、帰国後に国内で制裁を加えられる危険性をはらんでいる。過去にも同様のケースで、政権に批判的な行動を取ったアスリートが処罰された事例があり、人権団体や国際的な監視機関が警戒を強めている。オーストラリアでは、政府に対し選手の安全確保や亡命支援を求める請願活動が始まっており、スポーツと人権の問題が改めて注目を集めている。

この事態は、国際スポーツイベントが政治的な対立の舞台となる可能性を示しており、アジアサッカー連盟(AFC)や国際サッカー連盟(FIFA)の対応にも関心が寄せられている。大会関係者は、今後の試合でも同様の抗議行動が発生するか注視しており、選手の安全と大会の円滑な運営を両立させる方策が模索されている。

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