第108回全国高校野球選手権鳥取大会(県高野連など主催)は26日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で決勝が行われ、鳥取城北が米子東を破り、3年連続8度目の夏の甲子園出場を決めた。全国高校野球選手権大会は8月5日に開幕する。
鳥取城北、逆転勝ちで8度目の夏切符
鳥取城北は2点を追う三回、宮野の2点二塁打と為壮の適時打で3点を奪い逆転。五回に同点とされたが、為壮の適時打で再び勝ち越した。八回には4連続適時打と為壮の2点本塁打で7点を追加し、突き放した。先発のエース下浦は今大会初めて失点を許したが、五回途中から継投した田中、九回登板の刈屋が踏ん張った。
米子東は初回、敵失で先制。三回と五回に藤川の犠飛で加点した。七回にも連打で得点圏に走者を進めたが、堅守に阻まれ、以降は好機を作れなかった。
監督・選手のコメント
鳥取城北・加藤重雄監督の話「今大会は安定感のある下浦でいくと決めていたが、四死球で疲労が見えたので交代させた。3年生たちは少ない中よく頑張ってくれた。全国の壁は厚いが、なんとか粘って初戦を突破したい」
苦しい展開が続く前半で試合の流れを引き寄せた為壮煌斗選手は、2点を追う三回に宮野の適時打で同点に追いつき、その後勝ち越し打を放った。「春の悔しさをバネにした」と語り、春の県大会準決勝敗退や6月の右手人さし指骨折を乗り越え、この日は計4打点を挙げた。「甲子園でもぶれることなく、プレーで貢献する」と力を込めた。
米子東の主将・大滝は、厳しい場面で投手の坂本に「お前なら絶対やれる。奇跡を起こそう」と声を掛けた。春の県大会2回戦でコールド負けした後、チーム全員で「誰のために野球をしているのか」を考え直し、「応援してくれる人のために野球をしよう」と誓ったという。「甲子園に行くことが最大の恩返し。それができなかった」と悔しさを見せたが、「次こそは優勝を」と後輩たちに望みを託した。



