天理2年生捕手、OBだった祖父に教わった通り「甲子園は楽しい」…9年ぶり4強
天理2年捕手、祖父の教え胸に4強 9年ぶり

第108回全国高校野球選手権大会第13日は18日、奈良県代表の天理が準々決勝で三重(三重)に7―0で快勝し、2017年以来の準決勝進出を決めた。

金本主将の本塁打で先制、八回に突き放す

金本相有主将の左越え本塁打で先制。2点リードの八回に大塚弘登、小沢典弘両選手の連打などで3点を挙げると、九回には金本主将の適時三塁打などで2点を追加して突き放した。先発の橋本桜佑投手は要所を締める投球で完封した。

準決勝は大会第14日第2試合で健大高崎(群馬)と対戦する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

2年生捕手、適時打で援護

2年生捕手がチームの要の役割をきっちり果たし、零封での4強入りをたぐり寄せた。七回二死一、二塁のピンチでも、小沢典弘捕手は落ち着き払っていた。「低めの直球で打たせる。バックを信じよう」。先発・橋本桜佑投手がサイン通りに直球を低めに決めると、内野ゴロに打ち取った。

正捕手になったのは今春。橋本投手やエース・長尾亮大投手、左腕・新井幾大投手とタイプの違う3年生投手をリードする。当初は「思っていることを強く言えなかった」。何度もバッテリーを組み、寮生活でも対話を意識することで遠慮はなくなった。この日も何度もマウンドに駆け寄り、「いいコースだよ」と先輩投手を鼓舞した。

祖父の教え「甲子園は楽しい」

不安のあった、体を使って球を後ろにそらさない「ブロッキング」も練習を重ねてきた自負がある。自信を持って低めに直球や変化球を集めるリードで好投を引き出し、完封の橋本投手は「経験が落ち着きにつながっている。投げやすかった」と信頼を口にした。

3回戦まで不調だった打撃でも、バットを寝かせて振り切ることを意識して存在感を発揮した。2本の適時打で橋本投手を援護し、「そろそろ打たなければと思っていたから安心した」とはにかんだ。

亡き祖父奥田満良さんも天理の捕手として甲子園に出場し、幼い頃から「甲子園は楽しい場所」と教えられてきた。本塁から球場全体を眺め、その通りだと思う。「甲子園はきれいで楽しい」。あと2試合、堪能するつもりだ。(児玉奏子)

金本主将のコメント

金本相有主将は「前半から強気にプレーすることができた。ミスもカバーし合って大きく崩れることなく試合を運べた。良いところはそのまま、守備のミスなど反省すべきところは改善して次戦に臨みたい」と話した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ