ソフトバンクが23日のオリックス戦で6―5のサヨナラ勝ちを収めた。九回裏一死満塁の場面で代打・柳田悠岐が中堅フェンス際への適時打を放ち、試合を決めた。
「当てるだけ」の意識で勝利
3点リードを追いつかれて迎えた九回裏、一死満塁で「代打・柳田」のアナウンスが響くと、本拠地には大歓声が湧き起こった。打席に向かう37歳の柳田は「『静かにしてくれよ~』と思った」と振り返るが、頭は冷静だった。打席に入って真っ先に確認したのは相手の守備隊形。内野が前に出ているのを見て「当てるだけ」を意識したという。3球目、高めの速球にバットを合わせると、打球は中堅フェンス際まで伸びてサヨナラの適時打となった。
プロ16年目で初の代打サヨナラ打
数日前には、セ・パ両リーグ最後の1人ずつを選ぶ「プラスワン投票」でオールスターゲーム出場が決まった。吉報を知った柳田は「戸惑った」という。家族と旅行の予定を入れていたことに加え、満足できる成績が残せていないことも理由の一つ。特に2割台の得点圏打率は受け入れがたいものだったはずだ。
プロ16年目で初の代打でのサヨナラ打。仲間に囲まれたベテランは、歓喜の輪の中心でうれしそうに何度も跳びはねた。「ほぼ仕事をしてないけど、いい思いができたので最高の一日になった」と語った。「(旅行の)キャンセル料を取り返しにいく」と宣言する球宴での活躍も楽しみだ。



