ソフトバンクで打撃投手を務めて19年目の岸健太郎さん(44)は、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」の打撃投手を務めた。スタッフの人数が絞り込まれる中、打撃投手として唯一、本大会にも同行した。
メジャー式にも順応
岸さんは吉田正尚選手(米レッドソックス)らの希望に応え、13メートルほどの近い距離からテンポ良く投げる「メジャー式」にも順応。練習日には一人で1時間以上投げ続け、非凡な体力を発揮した。
その経験から「1球目と最後の1球の質が変わらないように投げたい」との新たな目標が見つかったという。
大谷翔平選手の姿
印象的だったのは、練習後の大谷翔平選手(米ドジャース)の姿だった。「ロッカールームに戻ってきた時、一人だけ肩で息をしていた。天賦の才だけではなく、あれだけの強度で追い込んでいるから、あれだけの選手になれる。自分ももっとレベルアップしたいと思えた」と語る。
刺激あふれる日々で得た向上心を胸に刻み、岸さんは更なる高みを目指している。



