清水東高グラウンド人工芝完成、OBらの寄付1億4500万円で整備
清水東高グラウンド人工芝完成、OBらの寄付1億4500万円で

静岡県立清水東高校のサッカー部グラウンドに人工芝が完成し、記念式典が15日に開かれた。練習環境や伝統校としての魅力の向上を目的に、同校サッカー部の卒業生らから集めた寄付金で整備が進められていた。

約1億4500万円の寄付金で高品質な人工芝を整備

同校OB・OGが中心となって発足させたグラウンド整備事業委員会が、卒業生や地域住民らから約1億4500万円の寄付金を集めた。「清水東三羽烏」と呼ばれた長谷川健太さん、大榎克己さん、堀池巧さんのほか、反町康治さん、内田篤人さんといった同校サッカー部OBの元プロ選手も寄付者に名を連ねた。

施工されたのは、サッカーコートと野球場の外野部分の約1万2000平方メートル。多くの寄付金が集まったことで、ゴムチップなどの充填材をまき入れて仕上げる高品質の芝を敷くことができ、耐久性やクッション性に優れたものに仕上がった。これまでの土のグラウンドに比べて滑りにくく、転倒によるケガのリスクやプレー時の疲労が軽減されるなどの効果が期待される。

監督や主将も新グラウンドの効果に期待

同校サッカー部の大川晃広総監督によると、土のグラウンドは凹凸でイレギュラーバウンドが生じるため、ボールを蹴る直前まで足元を見てしまい、視線を上げてプレーしづらいという。大川総監督は「人工芝になったことで、視線を上げてプレーでき、状況判断がしやすくなった。プレーのスピードも速くなり、試合に近い環境で練習できる」と話す。

同部の杉山詩恩主将(3年)は「人工芝でプレーできるようになり、モチベーションが上がると思う。寄付してくれた先輩方に恩返しできるよう、練習に励んでいきたい」と力を込めた。

この日行われた式典で山崎文則校長は「人工芝化が生徒の学びや成長を支える教育環境につながる。計画的な教育活動ができると思う」と謝辞を述べた。