25日に開幕する第71回全国高校軟式野球選手権大阪大会に、PL学園が利晶学園の野球部員の参加を得て出場する。甲子園を席巻した硬式が有名だが、軟式も全国制覇した経験がある。しかし近年は生徒数減少の影響で、今夏は特例ルールを活用しての出場となった。
部員一時2人に、前主将の言葉で継続
昨夏は3年ぶりに10人のチームで単独出場したが、3年生の卒業や助っ人の部活復帰により部員は一時2人まで減少。谷口遍主将(2年)は昨夏の大会で退部を考えていたが、川村得・前主将に「2年生が続ければ後輩たちが安心して入れる」と言われ、野球の面白さを教えてくれた前主将への恩返しとして続けることを決意した。
小川虎太郎さん(2年)と交代でバッティングマシンを操作して打撃練習を行い、右田貫監督(26)のノックを受けるなど、できる練習を継続。体験会を開くなどの努力で部員は6人まで増えたが、自校のみではチーム編成が難しく、他校から選手を補充できるルールを活用しての出場となった。
利晶学園から5人が参加、相乗効果も
利晶学園からは希望者5人が加わった。松井耀生さん(3年)は「(利晶学園では)レギュラーじゃなかったので、最後に試合に出るチャンスと捉えた」と語り、小学校から野球を続けてきた根っからの野球少年として「PLの仲間と過ごすのは楽しい。参加は最高の選択。できるだけ長く、このメンバーでやりたい」と喜びを述べた。
チームメンバーが固まったのは今月初め。練習試合に数回臨んだが、全体練習の機会はほとんどない。それでも、未経験者が多くおとなしい選手が多いPLに対し、利晶は経験者ばかりで快活な選手が多く、技術的な指示が飛び交うようになるなど、思わぬ相乗効果も生まれている。右田監督は「ピンチになると、セミの声が聞こえるくらい静か」だったチームに変化があったと語る。
初戦は大阪桐蔭、主将「何とかして勝ちたい」
初戦(27日)の相手は大阪桐蔭。谷口主将は「未経験であることも互いに気遣える優しいチーム。何とかして勝ちたい」と意気込みを語った。



