プロ野球は26日、セ・パ両リーグでレギュラーシーズン前半戦を終了。セ・リーグは巨人と連覇を目指す阪神が同率首位で折り返した。パ・リーグは3連覇を狙うソフトバンクが首位、西武が2位、日本ハムが3位で追う展開となった。28、29日にはマイナビオールスターゲーム2026が行われ、後半戦は31日から始まる。
小笠原、痛恨の一発
阪神1-0巨人(セ・リーグ=26日)――阪神が接戦を制した。六回に佐藤のソロでリードを奪い、村上が巨人戦で2試合連続となる完封勝利をマーク。巨人は好投の小笠原を打線が援護できなかった。
7回1失点ながら一発に泣いた巨人の小笠原は唇をかみしめ、「悔しい。野球というのは勝ち負けが全て。そもそも毎回のように走者を出したので、流れはこない」と語った。援護に恵まれない敗戦にも、責めを一身に背負った。
立ち上がりから得点圏に走者を背負う投球が続いたが、得点は許さない。一回のピンチでは3番森下のバットにチェンジアップで空を切らせ、続く佐藤は変化球でタイミングを外して中飛に。三回は一転、森下を外角直球で空振り三振、佐藤も147キロで詰まらせて投直に仕留めるなど、駆け引きの巧みさを見せた。
「他の球種でも良かった」
それだけに痛恨だったのは、六回の佐藤への1球だ。2ボール1ストライクから直球が真ん中に入り、バックスクリーンに運ばれた。「考えたら他の球種でも良かった。もっと慎重に投げていても良かった」と振り返った姿は潔くもあった。
阪神と並んで同率での首位ターン。試合前時点でチーム防御率はリーグ1位の2.91、先発防御率は2位の2.94で、投手陣の奮闘が前半のチームの原動力であることは間違いない。ただ、先発の柱の戸郷らは故障離脱中で、後半戦は各投手の疲労も増していく。日本復帰2戦で13イニングを投げてわずか1失点の小笠原は、計算できる戦力であることを十分に示した。
杉内投手チーフコーチは「イニングを投げられる投手なので助かる。今後が楽しみ」と一層の期待をかける。
小笠原は「(阪神に)次やり返せるチャンスがあれば、必ず勝ちたい」と力強く口にした。後半戦の投手陣を引っ張るだけの力と気概を、途中加入の左腕は十分に備えている。
村上にまた完封負け
巨人打線は、約2か月ぶりの対戦となった阪神の村上に再び完封負けを喫した。スライダー、チェンジアップ、カットボールと多彩な球種で厳しいコースを突かれ、八回まで散発4安打。九回は松本、泉口の連打で無死一、二塁と攻めたが、4番ダルベックが併殺に倒れ、最後は前日殊勲の佐々木が空振り三振。佐々木は「(村上は)すべてが良かった。(特に)コントロール」と脱帽した。
巨人・橋上監督代行は「(村上に)いい投球をされて、なかなかチャンスができなかった。ベンチワークを含め、ちょっと決断が鈍ったところがあったのは大きな反省として残った。(小笠原は)本当に粘り強く投げてくれた」とコメントした。



