甲子園、投高打低続く 本塁打8本は金属バット導入後2度目の1桁
甲子園、投高打低続く 本塁打8本は金属バット導入後2度目の1桁

第108回全国高校野球選手権は22日、智弁和歌山の優勝で幕を閉じた。今大会も低反発バットが導入された一昨年から続く「投高打低」の傾向が顕著だった。総得点は315点で、昨年より26点減、3年前の455点から大幅に減少した。

本塁打8本、金属バット導入後2度目の1桁台

本塁打は8本で、昨年の10本から減少。2年前の7本に続き、金属バットが導入された第56回大会(1974年)以降、2度目の1桁台となった。一方、盗塁は昨年の64個から96個に増加。犠打飛は昨年より40本も減少し、アウトを相手に与えるより、足を使ったアグレッシブな攻撃が見直された。

足を使った攻撃とDH制の影響

二塁打、三塁打も増え、積極的に次の塁を狙う意識の高いチームが多かった。2回戦で本盗を含む4盗塁をマークした花巻東(岩手)の赤間は「打てなくても、点を取るために足を使った攻撃を磨いた」と話した。

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夏は初めて導入された指名打者(DH)制や午前と午後に試合を分ける2部制の拡大は投手に有利に働き、完投数は26(5完封)で昨年並みだった。横浜(神奈川)のエース織田は「DH制のおかげで調整しやすかった」と語った。

DH制の打撃成績とビデオ検証

DHは今春の選抜大会では下位の打順に入ることが多かったが、今夏は上位を打つケースが多く、DHで先発した選手の打率は2割5分で、選抜大会の1割8分6厘を大きく上回った。

今大会から始まったビデオ検証は17度。判定が覆ったのは6度。日本高野連の井本亘事務局長は「納得して次に進んでもらえた。一定の成果はあった」と話した。

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