23歳吉良大弥が日本男子最速タイで世界王座獲得、井岡一翔の背中追う
吉良大弥、日本男子最速タイで世界王座獲得

世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で、同級1位の吉良大弥(志成)が同級2位のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)を7回38秒TKOで破り、日本男子最速タイの世界王座獲得を果たした。

7回、強烈な左フックでTKO勝ち

7回、吉良は渾身の強烈な左フックを顔面にたたき込んだ。元世界王者のカニサレスはたまらずあおむけに倒れ込む。立ち上がろうとするも、ふらつき再び尻もちをついた。レフェリーが止めに入り、TKOで決着した。

2015年に世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級を取った田中恒成と並ぶ、プロ5戦目での日本男子最速タイの王座奪取となった。肩にベルトをかけた23歳は「重たいです」と初々しい表情を浮かべた。

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井岡一翔の助言が勝利を後押し

中盤、体力的に厳しくなってきたと感じていたところだった。6回終了後、志成ジムの先輩で元4階級世界王者の井岡一翔から「ここからだぞ」と助言を受けた。レジェンドの言葉に勇気を持って、距離を詰めてきた相手を迎え撃ち、仕留めた。

吉良は「井岡さんにしんどいとか言ってないのに予測していた。さすが」と尊敬のまなざしを向けた。

井岡超えへの決意

全国高校総体制覇などアマチュアで実績を残し、井岡を追って志成ジムの門をたたいた。その井岡が最初の世界王座を獲得したのはプロ7戦目だった。〝井岡超え〟だが、「ちょっと大げさかな。井岡さんを超えたと思えるのは5階級制覇したとき」と語る。

レジェンドの背中ははるか先にあり、慢心することなく研鑽を続けるつもりだ。

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