霞ヶ浦、横浜に2―5で敗れ8強逃す 稲山投手は笑顔の救援
霞ヶ浦、横浜に2―5で敗れ8強逃す 稲山投手は笑顔の救援

第108回全国高校野球選手権大会第12日の16日、霞ヶ浦は3回戦で横浜(神奈川)に2―5で敗れ、8強進出はならなかった。同点の五回に村上聖選手の中前適時打で勝ち越したが、六回、先発の小林将大投手がピンチを招き、救援の稲山幸汰投手も踏ん張れず、4失点で逆転された。それでも、最後まで全力プレーを見せた選手たちに大きな拍手が送られた。

稲山投手、笑顔の救援「悔いなし」

2番手で登板した霞ヶ浦の稲山投手は、勝った過去2戦と異なる思いをかみ締めていた。1点リードの六回のピンチで「最後(の夏)だから楽しもう」と救援登板。9番に鋭く落ちる変化球、1番に膝元への直球を連続2点適時打とされ、逆転を許したが、こう思えた。「投げた球は悪くない。あの球を打てる相手がすごい」

エースの信頼と甲子園での苦闘

最速148キロの直球と鋭く落ちるフォークボールを武器に、茨城大会では投球回を大きく上回る42奪三振。「小林―稲山」の継投が勝ちパターンだが、高橋祐二監督は「稲山が中心のチーム」と背番号1のエースに絶大な信頼を寄せる。しかし、甲子園で不調に陥った。直球はシュート回転し、変化球も真ん中付近に集まった。「甲子園の雰囲気に緊張している」。1球ごとに歓声が湧く独特の雰囲気に、投球フォームを崩していた。監督は1、2回戦を「こわばった表情だった」と振り返る。

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笑顔のマウンドと試合後

この日のマウンドには、笑顔を見せる稲山投手がいた。横浜の織田翔希投手と張り合うように、七回以降は無失点。九回、最後の打者は「攻撃に流れを持ってくる」と低めのスライダーで狙い通りの空振り三振に仕留め、この試合初めての三者凡退で終えた。試合後、バッテリーを組む佐藤大亜捕手は「今日はずっと楽しそうだった」と話し、稲山投手は「最高の仲間と野球ができて、悔いはない」。すがすがしい表情だった。(古屋敷周)

村上主将のコメント

◇ 4回、カメラマン席に飛び込むことも恐れず、邪飛を好捕した三塁手の村上主将 村上聖主将「稲山ら投手陣を中心に守備からリズムをつくる自分たちらしい野球ができた。負けてしまったが、悔いなく楽しくやれた」

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