阪神タイガースの石井大智投手(29)が5日、1軍の出場選手に登録された。昨季、救援陣の中心的存在だった石井は、今年2月の春季キャンプ中に左アキレス腱(けん)を断裂。手術を経て、復帰をめざしていた。
「おかえり」と声をかけられ笑顔で甲子園へ
石井は同僚から「おかえり」と声をかけられ、笑顔で甲子園のグラウンドに入った。球団初のリーグ連覇へ、一段とギアを上げたチームに合流した。
「本当に大事な時期に呼んでいただいた。感謝の思いでいっぱいですし、それを結果で返していけるように頑張っていきたい」と話した。
連続無失点記録50で迎えた2026年
石井は昨季、連続試合無失点のプロ野球記録を50に更新した。さらなる飛躍を期した2026年は、2月11日にけがをし、2カ月ほどは歩くこともままならなかった。「続けて活躍、すごく難しい」「前向きかと言われたら、そうではない」「いろんなことがうまくいかなかった」と振り返る。
ただ、そんな時期も「『やる』という選択肢しかない」と歩みを止めなかった。8月下旬に2軍戦で復帰登板を果たし、5試合で計5回を投げて1失点。めざしていた今季中の1軍復帰を遂げた。
離脱中に台頭した救援陣への思い
離脱の間、同じ速球派右腕の工藤泰成と木下里都が台頭し、僅差(きんさ)の場面を担うようになった。
試合映像を見ていたという石井は、「本当にすごい活躍。これからいろんな経験をしていくと思うけれど、今のパフォーマンスを維持して投げていってほしい」とエールを送る。
昨季、ブルペンを支えた右腕は、別の面にも思いを巡らせる。「ホームランの数が多く、野球自体が変わろうとしている」と語ったうえで、「去年活躍できたからといって、続けて活躍できるかというとすごく難しい」「しんどい、苦しいって思っている選手もたくさんいると思う。そういう目線で見ていた」と話した。



