ドジャース、ブルワーズに4連敗でWS3連覇ならず 大谷「本当に悔しい」
ドジャース、ブルワーズに4連敗でWS3連覇ならず

ロサンゼルス・ドジャースは、ワールドシリーズ3連覇を目指した2026年シーズン、ミルウォーキー・ブルワーズにナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS、7回戦制)で4連敗を喫し、2023年以来初めてワールドシリーズ進出を逃した。

大谷翔平を筆頭にスター選手をそろえ、2024年、25年シーズンに連覇を達成したドジャースは、昨オフにクローザーのエドウィン・ディアスと外野手のカイル・タッカーを補強。野球界の「デス・スター」とも呼ばれる球団の3連覇は確実だと多くの人が考えていたが、その予想は粉々に打ち砕かれた。

年俸総額で大きく上回るも投打で圧倒される

報道によると、ドジャースの年俸総額は3億3800万ドル(約534億円)で、ブルワーズの1億4350万ドル(約227億円)を大きく上回る。それでもデーブ・ロバーツ監督は、巨額を投じて編成したチームが「あらゆる面で相手に上回られた」と認めた。

「あちらは非の打ちどころのないプレーぶりだった」と指揮官は述べた。「投球でわれわれを上回り、打撃も上回り、長打もあちらが多かった。脱帽するしかないときもある」

「選手たちには、謝る必要も、申し訳なく思う必要もないと直接伝えた。持てる力をすべて出し切ったが、それでも足りなかった。人生にはそういうこともある」

大谷翔平の不振と主力の高齢化

静まり返ったドジャースタジアムでブルワーズが44年ぶりのワールドシリーズ進出を祝う一方、ドジャースの敗因を探る動きはすでに始まっていた。ドジャースはレギュラーシーズンで100勝を挙げたものの、シーズン後半は長く危険信号がともっていた。

大谷の不調とコンディションへの懸念は、ポストシーズンを通じて大きな影を落とした。契約総額7億ドル(約1100億円)のスターを先発メンバーから外すべきではないかとの声さえ上がった。15日の第4戦では、リードを4-0に広げる豪快な3点本塁打を放ったものの、それ以外の打席ではほとんど結果を残せなかった。

両リーグで通算4度の最優秀選手(MVP)に輝いている大谷は、シーズン終盤の数か月にわたって膝と上腕二頭筋のけがに悩まされた。昨年はブルワーズとの1試合で3本塁打、10奪三振を記録した32歳の二刀流スターも、その面影を失っていた。

大谷は敗戦後、「本当に悔しい」と語った。「ブルワーズは強かったですし、それは素直に本当にすばらしいチームだなと。自分の力のなさというか、それを実感するシリーズだったなと思います」

しかし、ポストシーズンで力を発揮できなかったのは大谷だけではなく、複数のチームメートも同様だった。8月のトレード期限に合わせてタリック・スクーバルを補強した自慢の先発投手陣も、ブルワーズを圧倒できず、強力打線は最も重要な場面で沈黙した。ポストシーズンの得点圏では43打数5安打に終わり、この打線の不振が、ブルワーズとのシリーズでの敗退につながった。

今オフの若返りが課題に

こうした迫力を欠く戦いぶりに、主力の高齢化を懸念する声も上がっている。ドジャースの今ポストシーズンの登録選手の平均年齢は30.9歳と進出チームで最も高く、最も若い平均27.5歳のブルワーズに敗れた。ワールドシリーズ連覇を支えた主力の多くは30代も半ばを迎えている。2024年のワールドシリーズMVP、フレディー・フリーマンは37歳、遊撃手のムーキー・ベッツは34歳、三塁手のマックス・マンシーは36歳だ。

引退選手や、来季はチームに戻らないとみられるベテランもおり、ドジャースは今オフに陣容の若返りを図る可能性が高い。フリーマンは敗退が決まる前、「年齢層の高いチームだということは分かっている」と認めていた。「だからといって、年齢のせいでプレーが悪くなっているというわけではない。自分としては、単に良いプレーができていないだけだと思う」

マンシーは「3年続けて全力を尽くしてきた」と振り返り、「ついに力尽きたということだろう。本当に悔しい」と語った。