DeNA度会隆輝が決勝ソロ、巨人に2-1でCS初戦制す
DeNA度会が決勝ソロ、巨人に2-1でCS初戦制す

プロ野球クライマックスシリーズ(CS)第1ステージが10日に開幕し、横浜DeNAベイスターズが読売ジャイアンツに2-1で勝利した。息詰まる投手戦を制したのは、DeNAの度会隆輝の一振りだった。

九回に値千金の勝ち越しソロ

1-1で迎えた九回1死、巨人の守護神マルティネスが投じた152キロの高め直球を引っ張ると、打球は右中間席の最前列へ飛び込んだ。自身初のCSスタメンとなった「1番・左翼」での一打に、度会は「相手は12球団でもトップクラスの投手。挑戦者の気持ちで食らいついていった」と興奮気味に振り返った。

第3打席までは安打が出ず、ベンチで戸柱恭孝に助言を求めた。返ってきた答えは「考えてできるタイプじゃない。本能でいってこい」。その言葉が背中を押したという。

3年目の今季、1番に定着

3球団競合のドラフト1位で入団した24歳の度会は、これまで打撃センスを認められながらも、守備に課題を抱え、「集中力が長続きしない」といった評価もつきまとった。

3年目の今季は、横浜高の先輩にあたる打撃担当の鈴木尚典コーチが根気よくサポート。二人三脚で早出練習に取り組んだ。7月は成績不振やライバルの台頭からベンチを温める日が続いたが、復調をめざして練習を続けた。鈴木コーチは「使わざるを得ない選手にならなきゃダメだ」と言葉をかけた。

8月以降は1番に定着し、チーム最多の134試合に出場。初めて規定打席に到達してリーグ8位の打率2割7分4厘、得点圏打率は同5位の3割5厘を記録した。

「下克上」の再現へ

チームがリーグ3位から日本一に輝いた2024年は新人で、歓喜の輪に加われなかった。「何が何でもCSを勝ち進んで日本一になると、全員が思っている」。チームを「下克上」の再現へと導けるか。

先発の東は7回1失点の好投。「とにかく1点勝負の試合に持ち込めるようにというところで、しっかりとゲームをつくることができた」と振り返った。また、牧は今季13打数無安打と苦手にしていた井上から先制ソロを放ち、「短期決戦なので、甘い球は逃さないように意識していた」と話した。