中日・上林と福元、復帰戦で快音…CS逆転進出へ期待高まる
中日・上林と福元、復帰戦で快音…CS進出へ期待

プロ野球・中日ドラゴンズはシーズン終盤を迎え、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指している。そこで重要な働きが期待されるのが、大けがを乗り越えて一軍に戻ってきた上林誠知選手(31)と福元悠真選手(26)の2人の外野手だ。両選手はそれぞれ復帰戦から快音を響かせた。

上林選手、復帰戦でいきなりアーチ

3月のオープン戦で右膝を負傷した上林選手が今季初出場を果たしたのは、8月13日の横浜DeNAベイスターズ戦。一回の第1打席で右翼テラス席へ本塁打を放った。「ちょっとしたゾーンに入っていた。いつもより冷静に球を見られていた」と、自身も驚くような一発だった。

昨季の主力の一人で、今季も外野の一角を担うはずだった上林選手。しかし、右膝のリハビリには想像以上に時間を要し、「いくらマッサージをしたり、電気を当てたりしても急激に良くなることはなかった。だいぶ暇で、(リハビリ中のことは)あまり覚えていない」と振り返る。

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もどかしい思いをした分、今はやる気がみなぎっている。「(一軍が)自分の仕事場。大勢の前でプレーする方が気持ちがいいし、ずっとここでやりたい」。同25日の阪神タイガース戦では、先制の2号2ランで勝利に貢献した。走攻守で高いレベルを誇る上林選手が万全の状態なら、これほど心強いことはない。

福元選手、支配下復帰後初打席で結果

7月下旬に3年ぶりとなる支配下選手に復帰した福元選手も、今季の初打席で結果を出した。8月15日の読売巨人軍戦。七回の好機に代打で登場し、右中間へ2点二塁打を放った。これがプロ初打点となり、「今まで感じたことがない緊張感があったけど、形より気持ちでいった」と感無量の様子だった。

ルーキーイヤーの2022年にプロ初安打を記録したが、23年オフに右肩を手術して育成選手となった。一時期はまともに球を投げることさえできなかったといい、福元選手は「一年一年、クビになるかもしれない立場でやってきた。助けてもらった方々に本当に感謝している」と話す。

ここまで代打での起用が続いており、「1打席が勝負。いいところで一本を打つためにやっている」と力を込める。困難に打ち勝った男は、厳しい試合の中でも力を発揮できるはず。さらに安打を重ね、首脳陣の信頼を勝ち取りたい。

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