香川県知事選で、善通寺市内の投票所に電子投票が導入され、開票作業が前回より1時間8分短い27分で終了した。目立った混乱はなく、有権者からは「操作が簡単」と好評だった。
タブレット端末でタッチペン投票
有権者は、タブレット端末に表示された候補者4人の中から、タッチペンで1人に触れて投票。期日前投票も同様で、8月25日に投票した女性(78)は「紙に書く負担がなく、簡単で良かった」と話した。
開票では、投票データを保存したUSBメモリーをパソコンで読み取って集計。前回選(1時間35分)より1時間8分も短い27分で終了した。
担当者は「あっという間だった」と説明
直後、今春まで市選挙管理委員会書記長だった市デジタル推進課の津島省吾課長は取材に、「USBをパソコンに差し込んでから終わるまでおよそ10分ぐらいで、あっという間だった。前回より投票率が高く、市民が(電子投票に)興味を持ってくれたのではないか」と説明した。
視覚障害者への課題も
課題も残る。今回使ったタブレット端末は、画面の候補者名を音声で読み上げる機能はなく、点字を使えない視覚障害者は職員に意中の人を伝え、端末を操作してもらう「代理投票」をする必要があった。
約10年前に視力を失い、点字を使えないため、代理投票をした女性(80)は「音声で説明する機能があれば、電子投票のメリットを感じられたのに」と残念がる。
来年春の善通寺市議選(定数16)も電子投票が行われる予定だ。市選管は、多くの候補者名を画面に表示させる方法について「今後詳細を検討する」とする。



