ウィンブルドン選手権8日、女子ダブルス準々決勝で青山修子(安藤証券)・梁恩碩(台湾)組が、第9シードのエレン・ペレス(豪)・デミ・シュールス(オランダ)組を6-4、6-4のストレートで下し、準決勝進出を決めた。試合はロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、青山組は持ち前の修正力を発揮して格上を撃破した。
序盤の苦戦と修正力
青山組はこの日、本来の思い切りの良さを欠き、序盤はやや硬さが見られた。しかし第1セット第9ゲーム、相手のサーブが乱れた隙を逃さずブレイクに成功。これが流れを引き寄せる大きなポイントとなった。青山は「2人とも、いい時間帯はなかなかつくれなかった。耐えながら自分たちから積極的にいくことができた」と振り返る。
第2セットに入ると、青山のネットプレーやパートナー・梁の強打が徐々にさえ始め、本来のリズムを取り戻した。38歳の青山にとって、2021年以来となる4強進出。当時は勢いで勝ち上がったが、今は確かな技術と、うまくいかない時に修正できる力が備わっていると語る。
準決勝は第2シードと対戦
準決勝では第2シードの強豪ペアと対戦する。青山は「自分たちが最初から勢いよくプレーをできるかが大事」と大一番を見据えた。車いす部門では女子の上地結衣(三井住友銀行)・朱珍珍(中国)組が準決勝進出。男子の小田凱人(東海理化)・グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)組も4強入りした。
シングルスではフェリーが快進撃
シングルス準々決勝では、主催者推薦のアーサー・フェリー(英)が第9シードのフラビオ・コボリ(イタリア)にストレート勝ち。女子は第9シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)と第12シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)が勝ち上がり、準決勝で対戦する。
また、全仏王者のアレクサンダー・ズベレフ(独)も4強入り。第6シードのフリッツ(米)を2時間足らずで退けた。ズベレフは芝コートへの対応としてリターンの位置をベースラインに近づける調整を行い、その効果が大きかったと語る。「自分のプレーに満足している」とコメント。準決勝では地元のフェリーと対戦する。「観客の99%は彼を応援するだろう。でも私はそういった雰囲気も好きだ」と完全アウェーでの戦いに自信を見せた。



