日星高(舞鶴市)レスリング部3年の池田響介選手(17)が、今月末にアゼルバイジャンで開幕するU17(17歳以下)世界選手権男子フリースタイル55キロ級に出場する。高校総体では2年連続8強で敗退した悔しさを胸に急成長。自身初となる世界の舞台で頂点を狙う。
競技との出会いと成長
同市出身。幼稚園の時、いとこが通っていたレスリング教室へ体験に行ったのが、競技を始めるきっかけだった。当時、父の影響で柔道も始めており、小学5年まで両競技に取り組んだ。柔道で培った投げは今でも武器の一つだ。
小学時代は全国優勝も経験し、地元の日星高へ。1年時に2学年上の兄、徹平選手が51キロ級で3位に入ったのに対し、自身は準々決勝で敗れた。2年時も8強で涙をのむなど、壁にぶち当たっていた。
猛練習で急成長
最終学年での全国制覇を目指し、ウェートトレーニングに積極的に取り組んだ。あおむけになり、胸の前でバーベルを上げ下げして上半身の筋力を鍛えるベンチプレスは、昨年9月には90キロが最大値だったが、今では115キロを持ち上げる。身長1メートル58と小柄ながら、相手と組み合ったときの強さが増し、「試合の終盤まで積極的に攻めることができるようになった」と手応えを口にする。
成果はすぐに結果に表れた。3月の全国高校選抜大会で優勝し、自身初の海外遠征となったベトナムでのU17アジア選手権(5月)では準優勝した。池田選手が競技を始めた当初から成長を見守ってきた同高の山田来哉顧問は「センスに加え、精神的にも強くなった。自信を持って臨めば、世界の頂点を目指せる」と期待を寄せる。
甘いものへの思いと体重管理
好きなものは「甘いものですね。チョコレートやホイップクリームとか……」とはにかむ表情は、まだあどけない。55キロの制限体重に向け、今は計5時間を超える猛練習と、炭水化物を減らすなどの食事制限を課す日々が続くが、その先の甘いご褒美を目指し、大会直前まで技を磨く。



