大相撲名古屋場所(愛知県体育館)は熱戦が続いているが、台風7号の接近に伴い、今後の日程変更が検討されている。日本相撲協会は16日、気象状況を注視しながら安全を最優先に判断する方針を明らかにした。
台風接近で協会が警戒
気象庁によると、台風7号は17日から18日にかけて東海地方に接近する見込み。大相撲名古屋場所は17日から19日までの3日間、愛知県体育館で開催予定だが、暴風雨の影響が懸念される。相撲協会の広報担当者は「観客や力士の安全を考慮し、場合によっては中止や延期もあり得る」と述べた。
過去にも台風や大雪で大相撲の開催が変更された事例はある。2019年の名古屋場所では、台風5号の影響で2日間中止となった。今回も同様の措置が取られる可能性がある。
熱戦続く名古屋場所
名古屋場所は7月10日に初日を迎え、優勝争いは混戦模様。横綱・照ノ富士はここまで全勝をキープしているが、大関・豊昇龍や関脇・大栄翔らが追う展開。16日までに9日間が終了し、照ノ富士が9戦全勝、豊昇龍が8勝1敗、大栄翔が7勝2敗となっている。
「どの力士も集中して取れている」と八角理事長(元横綱・北勝海)は評価。一方で「台風の影響が心配だが、自然には逆らえない。安全第一で対応したい」と語った。
日程変更の可能性と影響
もし中止となった場合、順延や日程短縮の可能性がある。相撲協会は「代替日を設けるか、最終的に中止とするかは状況次第」と説明。優勝決定戦が必要な場合は、最終日以降に順延することも検討される。
また、チケットの払い戻しや観客への対応も課題だ。協会は公式サイトで最新情報を随時発信する方針。
力士や関係者の声
力士たちも台風を警戒している。照ノ富士は「集中して自分の相撲を取るだけ。天候はどうしようもないので、与えられた環境でしっかりやる」とコメント。豊昇龍も「気にせずやるだけ」と冷静だ。
一方、観客からは「せっかく来たのに中止は残念だが、安全が第一」との声も聞かれた。名古屋場所は地元ファンに支えられ、連日満員の盛況。台風の影響で観客動員にも影響が出る可能性がある。
今後の見通し
相撲協会は17日朝に最終判断を下す見込み。気象情報を踏まえ、午前中に開催の可否を発表する。今後の日程については、18日以降も台風の進路次第で変更があり得る。
八角理事長は「何よりも安全を優先する。ファンの皆様にはご理解いただきたい」と述べ、協会としての姿勢を示した。



