第6期白玲戦七番勝負(ヒューリック主催)の第5局が10日、金沢市の「ホテル日航金沢」で始まった。タイトル保持者の西山朋佳白玲(31)が挑戦者の福間香奈女流四冠(34)に勝って防衛すれば、白玲の獲得が通算5期となり、女性で初めて棋士になる資格を獲得する。
対局開始、戦型は居飛車対振り飛車に
午前9時、立会人の杉本昌隆八段(57)が定刻になったことを告げ、対局が始まった。先手番は挑戦者の福間女流四冠。駆け引きの末、戦型は福間女流四冠が居飛車、西山白玲が振り飛車となった。
西山白玲は防衛にあと1勝
今期の白玲戦は第4局を終えて西山白玲が3勝1敗とリードし、防衛にあと1勝と迫った。白玲は賞金額の高さなどから、将棋の女流タイトル戦の中でも最高峰とされる。
西山白玲は棋士養成機関「奨励会」で棋士を目指したが、夢を果たせずに退会。2021年、棋士とは別制度の女流棋士としてデビューした。好成績を挙げて基準を満たし、棋士編入試験を受験したが、不合格となった。
新規定の初適用なるか
日本将棋連盟は25年、女流棋士が白玲のタイトルを通算5期獲得すると棋士になる資格を得られる規定を策定。今回、西山白玲が勝てば、この規定が初めて適用されるケースとなる。
対局の持ち時間は各4時間。夕方ごろ終局する見込みだ。