タイのブーンソンが100mで9秒台3連発、大会記録更新し金メダル
タイのブーンソン、100mで9秒台3連発の金メダル

アジア・アジアパラ大会2026の陸上男子100メートルで、タイのプリポン・ブーンソン選手(20)が衝撃の走りを見せた。予選で日本記録と同じ9秒95をマークすると、準決勝は9秒91、決勝は9秒90と、3レース連続で9秒台を記録し、大会記録を更新して金メダルを獲得した。

3レース連続の9秒台で頂点へ

ブーンソン選手は「本当に幸せだ」と声を弾ませた。17歳で出場した3年前の杭州大会では、追い風参考記録ながら10秒02の快走で銀メダルを獲得。2024年パリ五輪で準決勝進出を果たすと、昨年には東南アジア出身選手初の「9秒台」となる9秒94を出し、急激な成長を遂げて2度目のアジア大会に臨んでいた。

タイ勢48年ぶりの金メダル

「タイの人々と国のために『金』を取りたい」と目標を掲げていたブーンソン選手は、最初の出場種目でその目標を果たした。決勝ではスタートで出遅れながら、驚異的な後半の伸びでトップを奪取。アジア歴代2位のタイムをたたき出し、この種目でタイ勢48年ぶり3人目の金メダルに輝いた。

男子200メートルと400メートルリレーとの3冠も視野に入れており、「今は世界選手権とオリンピックのメダルがほしい」と宣言。9秒台3連発という走りを見れば、その言葉も夢物語には聞こえない。