フライ級陥落からスーパーフライ級王座獲得、寺地拳四朗が涙「心が折れても頑張りましょう」
フライ級陥落から王座獲得、寺地拳四朗が涙

世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王座決定戦で判定勝ちした寺地拳四朗選手(34)が7月、試合後に「負けて、次の試合が流れて、本当にどん底に落ちたけど、落ちれば落ちた分、こうやって上がった時の景色はすごく気持ちいい」と語った。フライ級王座陥落やタイトルマッチ中止を乗り越え、ようやく手にしたベルトに涙があふれた。

どん底からの復活

寺地選手は世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング協会(WBA)のライトフライ級元王者で、両団体のフライ級王者でもあった。しかし昨年7月、防衛戦で敗れてフライ級の王座から陥落。12月には、階級を一つ上げて挑戦が決まっていた別団体のスーパーフライ級タイトルマッチが、前日計量をクリアした後に対戦相手の体調不良のため中止となった。

突然、目の前から目標が消えたことについて、「頭が真っ白になって、本当につらかった」と当時の思いを語った。

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ベルト獲得の瞬間

ベルト獲得が決まると、涙があふれた。その思いを聞かれ、「本当に世界戦があるか分からない状態でひたすら練習というのも、しんどいものもあったのかな」と答えた。喜びだけではない、様々な思いがこみ上げた故の涙だった。

リング上ではファンに「みんなも、心が折れても頑張っていきましょう。俺も負けずに頑張るんで。皆さん、一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。精神的な強さを持つトップアスリートだからこそ、切り開いた未来がそこにはあった。(運動部主任 南恭士)

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