ライターの武井保之が、W杯の名物とも言われる狂騒の現場を訪れた。試合は日本時間6月15日早朝に行われ、日本は2度リードを奪われるも後半44分の同点弾で強豪オランダに劇的ドロー。日本中が歓喜の渦に包まれた。
試合終了前のハチ公広場には警察官とメディア関係者
平日月曜の午前7時前、日本がオランダに1点ビハインドの後半終盤に渋谷駅に降り立つと、辺り一帯は閑散としていつもと変わらぬ平日の朝。通勤者がパラパラと歩いているだけだ。しかしハチ公広場に入ると様子が異なる。ムービーカメラを担ぐカメラマンやマイクを持つレポーター、脚立と一眼レフカメラを下げるスチールカメラマンなどメディア関係者があちこちに見られた。
宴が終わりに近づくと、ハチ公広場には警察官とメディアの取材クルーの姿が目立った。カメラを何台も肩に下げるカメラマンの姿もあった。
劇的ドロー、雄叫びとともにわらわらと人が集まる
試合終了のホイッスルと同時に、ハチ公広場周辺から歓声が上がった。スクランブル交差点に向かって人が流れ始め、あっという間に数百人規模の群衆が集まった。拳を突き上げ、ハイタッチを交わすサポーターで交差点は埋め尽くされた。
嵐のように過ぎ去った、わずか30分ほどの狂騒
熱狂は約30分で収束。人々はそれぞれの日常へと戻っていった。駅周辺は再び平日朝の静けさを取り戻した。
ゴミを拾わないが捨てもしない渋谷のサポーター
注目すべきはサポーターのマナーだ。交差点にはゴミが散乱することはなかった。一部のサポーターは空き缶を拾ってゴミ箱に捨てる姿も見られた。拾わないが捨てもしない、そんな姿勢が渋谷のサポーターの特徴だった。



