2026年6月26日午前8時、東京都渋谷駅前のスクランブル交差点に、青いユニホームを着た人々がぽつぽつと現れ始めた。その時刻、サッカー日本代表のワールドカップ(W杯)決勝トーナメント進出を懸けた試合が始まっていた。ファンは近くのスポーツバーや映画館には向かわず、路上でスマートフォンを見つめ、ひたすら「その時」を待っていた。
「勝ったら一緒に盛り上がりたい」早朝から集まるファン
会社員の関根健太さん(18)=埼玉県=は「勝ったらみんなで一緒に盛り上がりたい」と単身駆けつけた。午前5時起きで、「叫びたい。喜びを爆発させたい」と語った。同じく一人で来た人は少なくなく、試合終了まで30分を切ると、渋谷には続々と人が集まった。
後半20分ほどで、交差点周りの群衆は50人、100人と増えていった。午前9時58分、試合終了の笛が鳴り、日本の決勝トーナメント進出が決まった。歩行者信号が青に変わった瞬間、人々は雄たけびを上げながら交差点の中心へなだれ込んだ。
「オーバモ ニッポン!」の大合唱 約500人が熱狂
「オーバモ ニッポン!」の大合唱が響き渡り、約500人のファンが交差点を埋め尽くした。警察官が整理に当たる中、車のクラクションが鳴り響き、一部のファンは車の上に登って喜びを表現した。
この日、渋谷は日本代表の勝利を祝うファンで終日賑わい、スクランブル交差点はW杯応援の聖地として新たな歴史を刻んだ。ファンは「この熱狂を決勝トーナメントでも続けたい」と口をそろえた。



