【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)=森井智史、平沢祐】米大リーグのオールスター戦前日恒例行事、ホームラン競争が13日に行われ、ホワイトソックスの村上宗隆が初出場した。日本人選手としては、ドジャースの大谷翔平がエンゼルス時代の2021年に出場して以来2人目。村上は1回戦で9本の本塁打を放ったが、8人中5位に終わり、上位4人による準決勝進出はならなかった。
アウェーの中での挑戦
特設リングは二塁ベース付近に設置され、地元フィリーズのシュワーバーとハーパー以外の6選手は、登場時に大きなブーイングを浴びた。村上もその一人だったが、笑みを浮かべながら特別な雰囲気を味わった。
1回戦は20スイングでの本塁打数を競い、上位4人が次に進む方式。4番目に登場した村上は、ライバルを意識せず「自分との闘い」と自身に言い聞かせて打席に立った。最初のスイングで右翼へ大きな一発を放ち、幸先良いスタートを切った。
見せたパワーと成長
その後は打球が上がらないスイングもあったが、中堅方向へ高く舞い上がった打球がフェンスを越えた時には、スタジアムからどよめきが起こった。準決勝進出まであと1本及ばなかったが、9本のアーチで満員の観客を沸かせた。
村上はメジャー1年目、本塁打を量産し、右太もも裏の痛みで5月下旬に離脱するまでに20本塁打をマーク。けがからの回復後、この舞台に立った。ホームラン競争の数時間前には「多分緊張すると思うし、それもいい経験」と語っていた。競争を終え、「すごく楽しかった」と笑顔を見せ、大きな財産になったと語った。
オールスター戦の予定
14日のオールスター戦では、ア・リーグの村上はベンチスタート、ナ・リーグの山本(ドジャース)は登板しない予定。ファン投票で選出された大谷は左膝の治療のため欠場が決まっている。



