サッカーアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39)が8月31日、自身のSNSを通じて代表引退を発表した。今夏のW杯(ワールドカップ)北中米大会では、アルゼンチンを2大会連続の決勝に導いた。
「胸が痛む決断」と告白
2022年大会でW杯制覇を果たし、今夏の大会でもチームを牽引して決勝まで導いたものの、スペインに敗れて準優勝に終わったメッシは、決断には痛みを伴ったと明かした。
メッシは自身の公式インスタグラムに「胸が痛む決断だったが、今がその時だと思う」と投稿。さらに「すべてを勝ち取ったここ数年だけでなく、それ以前から、自分はこのユニホームのために戦い、常に全力を尽くしてきたと誓える」と付け加えた。
W杯決勝での敗北と父の死
メッシは4年前、W杯カタール大会の決勝でフランスをPK戦の末に下し、アルゼンチンを優勝に導いた。しかし、今年の大会の決勝では、強豪スペインに0-1で敗れた。
準優勝メダルを受け取った後、涙を流す姿が捉えられたメッシは、試合後に敗北の痛みは「計り知れない」とし、「この傷が癒えるには長い時間がかかるだろう」と語っていた。
8月に父ホルヘ・メッシ氏を亡くした際には、サッカーを続けることに迷いを見せた。メッシは当時、「あなた(父)なしでどうすればいいのか分からない。どうやって進めばいいのか分からない。僕はただサッカーをしてきただけで、今はこれ以上長く続けることに強い迷いがある」と心情を明かしていた。
後進へのメッセージと反響
米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミとの契約は、2028年シーズン終了まで残っている。
8度の「バロンドール」受賞を誇るメッシは、次世代のアルゼンチン代表選手たちへの思いも明かした。「代表チームにいることが大好きだったし、これからも大好きだ」「持てるすべてを捧げたので、もう残っているものはない。それに、後ろには代表にふさわしい非常に素晴らしい才能を持った若手たちが控えている」と記した。
このニュースを受け、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、メッシを「サッカー史上最高の選手の一人」と称え、「大勢のサッカーファンに多くの喜びをもたらしてくれたことに感謝する」とコメントした。アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領も、SNSに「本当にありがとう、素晴らしい男だ」と投稿した。
2005年、18歳の時に初招集されたメッシは、その後アルゼンチン代表として通算207試合に出場し、同国代表最多記録となる125ゴールを挙げた。



