北大阪急行電鉄(北急)の「8000形」を車両基地で独占取材した。大阪府北部の北摂地域を走る北急は、全長わずか8.4kmという“ミニ鉄道”。路面電車やケーブルカーではない普通鉄道としては全国有数の短さで、駅数も6駅に留まる。
しかし、同社よりも路線長の短い各社がいずれも1~2両編成の列車を運行する規模なのに対し、北急では10両編成の電車を最短4分30秒間隔で運行。まさに大手私鉄に準じた規模と言える。
開業から現在までの歩み
北急が開業したのは1970年のこと。当初から御堂筋線との相互直通運転が行われている。江坂駅以北を御堂筋線の延伸ではなく別会社での建設としたのは、当時の御堂筋線が大阪市交通局による運営であり、大阪市外への進出には様々なハードルがあったためである。
初乗り運賃は最安レベル
北急は、同年に大阪・千里丘陵で開催された日本万国博覧会(大阪万博)のメインアクセス手段として大活躍。この時の収益に加えてその後の企業努力の成果もあり、現在でも初乗り運賃が100円と日本最安レベルを維持している。
8000形の特徴
そんな北急で、近年まで主力車両として活躍し、現在も奮闘を続けているのが8000形だ。8000形は1986年以降、7編成が導入された。もともとは8両編成だったが、輸送力増強で10両編成になった。
外観の「帯の色」が示す意味
車内外のデザインからは、親会社である阪急電鉄のテイストが色濃く感じられる。特に外観の帯の色には、北急のシンボルカラーである「北極星」をイメージした特別な意図が込められている。
この8000形は、御堂筋線内でも他の車両とは一線を画す存在感を放っており、鉄道ファンからも高い支持を得ている。



