アジア大会2026 フェンシング女子フルーレ団体が金、男子サーブルは銀
アジア大会 フェンシング女子フルーレ団体が金、男子サーブル銀

愛知・名古屋アジア競技大会(読売新聞社協賛)は26日、フェンシング女子フルーレ団体で日本が2大会ぶりに優勝した。同種目は11大会連続のメダル獲得となった。男子サーブル団体は決勝で韓国に敗れたものの、2010年広州大会以来となる銀メダルを手にした。

女子フルーレ団体、逆転で金

韓国との決勝では、最終第9試合で5点を追う展開から7連続得点で逆転したエース上野優佳(エア・ウォーター)の活躍が際立った。しかし、優勝に貢献したのは上野だけではない。

辻すみれ(大垣共立銀行)は第1試合でリードを奪い、東晟良(共同カイテック)も上野が第6試合で無得点に終わった直後に差を縮めて流れをつないだ。個人代表を逃した2人は「日本の力になりたい」と団体戦に備えてきた。

世界ランキング上位の層の厚さ

日本の女子フルーレは層が厚い。出場した4人は全員が世界ランキング16位以内におり、アジアの他国からは一人もランクインしていない。東はパリ五輪団体で主力として女子初のメダルを獲得した実力者でありながら、今大会は個人戦の2枠に入れなかった。

日常的にトップ選手と練習できる環境が切磋琢磨を生んでいる。上野は「(16位以内の)ランカーがそろう中で練習できるのはいいこと。世界に行った時に通用するってことも分かってきた」と語った。

辻はパリ五輪で代表入りを逃している。「4人の下にもすぐランカーになりそうな選手がいる。私もどんどん実力を上げたい」。この好循環はロサンゼルス五輪へと続く。

男子サーブル団体、あと1点及ばず銀

男子サーブル団体決勝では、日本は金メダルまであと1点としながら逆転された。パリ五輪団体金の強豪・韓国との対戦で、40―39からアンカーを託された小久保真旺(ミキハウス)が44―41と勝利に王手をかけたが、そこから痛恨の4連続失点を喫した。小久保は「気持ちで負けてしまった」と悔しさをにじませた。

それでも、日本フェンシング界で他種目に比べて強化が遅れてきた男子サーブルでは、16年ぶりのアジア大会団体メダルとなった。小久保は「五輪金の相手にも戦えるのは僕らの実力。次はリベンジしたい」と手応えも口にした。