サッカーワールドカップ北中米大会での戦いを終えたイラン代表が7月1日、首都テヘランに帰国した。メヘラバード空港には数百人のファンが詰めかけ、国旗を振る人、国旗色のブレスレットや代表ユニホームを身につけた人々が「イラン!イラン!」と大声で連呼し、選手たちを温かく迎えた。
あと一歩で逃した決勝トーナメント
イラン代表「チーム・メッリ」はグループGで3試合すべてを引き分け、3位で終了。各組3位のうち上位8チームに与えられる決勝トーナメント進出の条件を、得失点差でわずかに満たせなかった。初の決勝トーナメント進出まであと一歩に迫ったチームをたたえようと、多くのサポーターが空港に集結した。
国民的ヒーローGKが謝罪
多くのファンは、ベルギー戦を無失点に抑える活躍で一躍国民的ヒーローとなったGKアリレザ・ビランヴァンドの写真を掲げていた。ビランヴァンドは神妙な面持ちで「決勝トーナメント進出を果たせず、皆さんに喜びを届けることができなかったことをおわびする」と語った。
米国の入国制限に不満
DFラミン・レザイアンは、米国の入国制限がなければ歴史をつくれていたはずだと主張した。「僕らはもっと先へ進む資格があった。だが、彼ら(米当局)のせいで状況が本当に複雑になってしまったんだ」と述べた。今大会のイラン代表には、米国とイスラエルとの間で続く戦争が影を落としていた。12人のサポートスタッフが米国ビザの発給を拒否され、チームはベースキャンプ地を米アリゾナ州からメキシコのティフアナへ変更せざるを得なかった。さらに、試合がすべて米国で行われる中、米当局から課された試合の2日前には入国できないといった移動制限に対しても不満が募った。最終戦のエジプト戦ではようやく2日前の入国が認められたものの、試合終了後にはすぐにメキシコへ戻らなければならなかった。
帰国後の歓迎と今後
空港での歓迎は、グループステージ3試合を行うために米国に到着した時とは比較にならないほど温かかった。多くのサポーターは、選手たちの健闘を称え、次回大会への期待を込めて声援を送った。



