全国高校総体(インターハイ)は13日、新たに競泳と卓球、セーリングが始まり、計6競技が4府県で行われた。福井県勢では、ハンドボール男子で北陸が準々決勝を制し、ベスト4に進出した。
関東一との接戦を制す
関東一(東京)との準々決勝。3点リードで終えた前半から一転、後半はシュートを外す場面が増え、じりじりと追い詰められる展開となった。しかし、北陸の佐々木蓮主将(3年)は「ディフェンスはうまくできているから大丈夫」と冷静に試合を見つめていた。
「落ち着いていこう」とチームの要としてメンバーに呼びかけ、焦らずノーマークの状態をつくり、得意の1対1では相手をかわして突破。この日のチーム最多得点を挙げた。
父の教えが生きた
佐々木主将は愛知県出身。かつて選手として活躍した父の影響で、小学2年でハンドボールを始めた。競技に集中できる環境を求め、北陸に入学。現在はU―19の日本代表にも選出されている。
父からよく指導されていたのは「相手との距離」。1対1の場面では詰めすぎずに余裕を持ち、シュートを放っても腕をしっかり振れるだけのスペースをつくることが重要だという。この日も、父の教えを守り、一定の距離を保ったことが生きた。
準決勝へ
準決勝の相手は、今春の選抜大会で優勝した浦和学院(埼玉)。ただ、気負いはない。「守備で圧をかけ、いつも通りにやれば絶対勝てる」。念願の総体連覇を目指し、静かに闘志を燃やしている。



