全国高校総体(インターハイ)は8日、ホッケーが始まり、計7競技が5府県で行われた。空手女子組手個人で、福井工大福井の大滝姫来選手が3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。
「まだ1年生」の勇気で挑んだ接近戦
試合を終えてホッとすると、本音が漏れた。「そりゃあ怖かったですよ」と破顔。前へ前へと攻めて、勇気で3位の座をもぎ取った。
身長1メートル63。4歳で空手を始めた当初は気にならなかったが、中学時代になると自分より背の高い相手にどう勝つかが課題になった。磨いてきたのは踏み込みの速さ。スッと相手の懐に潜り込み、素早く突く。この日も最後までスタイルを貫いた。
悔しさをバネに、来年への決意
接近戦はもろ刃の剣。気を抜けば、相手の攻撃がカウンターで飛んでくる。その鋭さにひるみそうになったが、「まだ1年生。挑戦者なんだから」と、何度も自分に言い聞かせ、気持ちを奮い立たせた。
準決勝で敗れると、イスに突っ伏し、周囲が心配するほど落胆していたが、そうすることで「悔しい気持ちを思い切りはき出した」という。気分を一新してか、3位決定戦の舞台に立つ表情はきりり。「来年は今年以上の結果がほしい」と言い切る肝っ玉が一番の武器だ。



