デジタルハーツホールディングス社長の玉塚元一氏が、自身の経験と重ね合わせて読んだ一冊として、堂場瞬一著『二度目のノーサイド』(小学館)を挙げた。
同書は、過去にラグビーで味わった挫折感から再試合に挑む男たちを描いた小説。玉塚氏は「体を鍛えていないと大怪我しかねないラグビーの試合を、もう一度やろうとする熱さが実にラガーマンらしい」と評する。
挫折の克服はラグビーから学んだ
玉塚氏は「私はこれまでいくつも挫折を経験した。その克服の仕方はラグビーに学んできたから、登場人物の気持ちがよくわかる」と述べる。
『二度目のノーサイド』というタイトルには複雑な思いもあるという。玉塚氏は慶応大学ラグビー部時代、最後の決勝試合で接戦の末に敗れ、大きな悔いを残した。「でも、試合が終われば敵味方の区別なし、が『ノーサイド』の精神。二度はなかなかないのだ」と振り返る。
ラグビーに区切り、企業再生へ
大学卒業でラグビーにピリオドを打った玉塚氏は、現在、挫折した企業の再生や成長支援に取り組んでいる。
玉塚元一氏は1962年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、旭硝子(現:AGC)、日本IBMを経て、1998年ファーストリテイリング入社。2002年に社長に就任。2005年にリヴァンプを設立し代表取締役に。2010年にローソンに入社し社長、会長を歴任。2017年6月から現職。



