ハンドボール男子のバーレーンが、愛知・名古屋アジア大会(読売新聞社協賛)を初制覇し、1月のアジア選手権に続く「アジア2冠」を達成した。決勝ではカタールを33―32で破り、2010年代からアジアのトップに君臨してきた相手を続けて下した。
日本との準決勝は逆転勝ち、決勝はカタールを撃破
日本との準決勝では、主将のサヤドらが得点を重ねて逆転勝ち。カタールとの決勝は33―32で逃げ切った。カタールはキューバや東欧などからの帰化選手を中軸に据える強豪で、バーレーンはこれを破り、サヤドは「これで呪いが解けたと思う」と感慨を語った。
欧州の指導者招き世代交代、世界選手権で日本と同組
人口200万に満たないバーレーンは、東京五輪予選でカタールと韓国を破って出場権を得たものの、アジア選手権やアジア大会では頂点に届かなかった。今回は継続的に欧州の指導者を招き、世代交代と強化を進めた成果が表れた。代表チームマネジャーのイートマディ氏は「多くの選手がまだ若い」とさらなる成長に期待する。
来年1月の世界選手権(独)では1次リーグで日本と同組になった。スウェーデン出身のヘディン監督は「(選手が位置を入れ替えてゴールに迫る)クロスなどで流動的に攻められれば、もっとよくなる」と自信を見せる。ロサンゼルス五輪で3大会連続の出場を目指す日本にとって、気の抜けない戦いが続きそうだ。