中国・北京で開催された屋内フィットネス競技「ハイロックス(Hyrox)」の大会中に下痢を催しながらも完走し、物議を醸していたオーストラリアの女子選手が19日、SNS上で謝罪し、優勝で獲得したポイントを辞退した。
競技続行に批判殺到
ジョアンナ・ビエトリク選手は、先週末に行われたレースで脚や靴に排泄物を付けた状態で競技を続け、器具やマットを使用しながら完走した。この行動に対し、他の参加者への衛生上の危険性を懸念する批判が殺到し、SNS上で動画などが拡散されていた。
選手の謝罪とポイント返還
ビエトリク選手はインスタグラムで、「北京でのレース中に起きたことについて、中国の皆様、同僚選手、観客、そしてハイロックス主催者に心よりお詫び申し上げます」と投稿。「スタート時点では体調に全く問題はなく、まさか体調を崩すとは思っていませんでした。振り返れば、棄権しなかった判断を後悔しています。別の選択をすべきでした」と反省の弁を述べた。
23歳で世界記録保持者でもある同選手は、遡って棄権扱いとし、獲得したポイントを返還すると表明。「しばらくは静かな環境で心身の回復に努め、家族と過ごしたいと考えています」と付け加えた。
大会側の規約改定
ハイロックスはドイツ発祥の人気のフィットネス競技で、ランニングと筋力トレーニングを組み合わせて行われる。大会側は今回の事態を受けて規約を改定し、「選手の血液、嘔吐物、尿、排泄物が感染症や衛生上のリスクを及ぼすと判断された場合、競技責任者は医療上の理由で当該選手を失格・棄権させることができる」と明記した。



