アジア大会2026カバディのルール徹底解説…鬼ごっこ×ドッジボール×ラグビーの激しい競技
アジア大会2026カバディのルール徹底解説…鬼ごっこ×ドッジボール×ラグビー

19日に開幕したアジアのスポーツの祭典「アジア大会」では、日本ではあまりなじみのないカバディも実施される。日本代表は男女ともに出場し、メダル獲得を目指して試合に臨む。「競技名は知っているがルールは知らない」という人も多いカバディ。そのルールを解説する。

基本のキ

カバディは7人からなるチーム同士による対戦競技だ。幅13メートル(女子は12メートル)、縦10メートル(同8メートル)のコートで行われる。体育館などで行われることが多いが、屋外で行われることもある。そして、コートにはテコンドーマットが敷かれる。試合時間は、前半・後半それぞれ20分(同15分)。

幅13メートルの中央にはミッドラインが引かれ、両チームの陣地を区切っている。ミッドラインと平行して各陣内に引かれている線は、ミッドライン側から「ボークライン」、「ボーナスライン」と呼ばれる。

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対戦は、2チームが攻守を交代しながら行われる。攻撃する側は、コートにいる選手の誰か1人を相手陣地に送り込む。送り込まれた1人は「レイダー」と呼ばれ、レイダーが1人の相手の身体に触れ、自陣まで戻ることができれば1点になる。これを交互に繰り返すのが、カバディの基本ルールとなっている。

ちなみに、選手には体重制限があり、男子は85キロ以下、女子は75キロ以下となっている。

細かいルール

レイダーは、敵陣地に入る直前から自陣に戻るまで、「カバディカバディカバディ……」と唱え続けなければならない。「カバディ」と繰り返し唱えることは「キャント」と呼ばれ、唱えなかったり言葉が不明瞭だったりするのはもちろん、息継ぎをするのもアウトとなり、相手チームに1点加算されてしまう。

また、レイダーは攻撃の際、複数の人に触れることができる。例えば、3人に触れて自陣に戻ることができれば、3点獲得できる。もしレイダーが誰にも触れられなかった場合は、一度はボークラインを越えていなければならない。誰にも触れず、ボークラインも越えなかった場合、相手チームに1点を与えた上で、レイダーはコート外で待機しなければならない。

一方で、攻撃を受けている側は、レイダーが自陣に戻ることを阻止して、相手の得点を防ぐ。阻止に成功すれば、攻撃を受けた側に1点が入る。その際、レイダーの足を持ったり、タックルのようなことをしたりする。レイダーの方は、指一本でも自陣に触れていれば「戻った」という判定になるため、追いすがる相手を引きずり、這ってでも自陣に戻ろうとする。

レイダーが自陣に戻り、得点に成功した場合はタッチされた選手はコート外で待機することになる。レイダー側も、「カバディ」ときちんと唱えられなかったり、自陣に戻ることができなかったりすると、コート外での待機となる。また、体の一部がコート外の地面に触れてしまうと、攻守関係なく、コート外で待機となる。

コート外で待機している選手は、チームメートのレイダーの攻撃が成功した場合、1点につき1人がコート内に戻ることができる。攻撃を受けている側がレイダーの帰還阻止に成功した場合も同様に、コート内に味方を戻すことができる。

もっと細かいルール

レイダーによる攻撃の際、6人以上の相手がいるときに限り、ボーナスラインを越えることで1点を獲得できる。

また、チームの選手全員がアウトになり陣地に誰もいなくなってしまった場合は、敵チームに2点を与えることで、全員が復活できる。これを「ローナ」と呼び、選手が2人以下になった場合も、宣告をすればローナが適用できる。

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2回の攻撃で得点できなかった場合、3回目は「サードレイド」と呼ばれる攻撃になる。この回でも得点できなかった場合、レイドアウトとなり相手側の得点になってしまう。

反則となる行為もある。口をふさぐなどしてレイダーの「カバディカバディ……」の詠唱を止めようとすることや、四肢・胴以外をつかんでレイダーの陣地への帰還を妨げること、相手選手をコート外に押し出すことなどが反則になり、程度によって警告、退場、チーム失格などになる。ちなみに、オイルを体に塗るなどして相手からつかまれにくくすることも反則となる。