サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は11日(日本時間12日)、準々決勝の残り2試合が行われ、4強が出そろった。連覇を狙うアルゼンチン(世界ランキング1位)はスイス(同19位)を3-1で退け、2大会連続のベスト4進出を果たした。イングランド(同4位)はノルウェー(同31位)を2-1で下し、2大会ぶりの準決勝進出を決めた。準決勝は14日(日本時間15日)にフランス(同3位)対スペイン(同2位)、15日(日本時間16日)にイングランド対アルゼンチンが行われる。
延長戦で決着、アルバレスが値千金の初ゴール
アルゼンチン対スイス戦は、延長後半の112分に決勝点が生まれた。ペナルティーエリア左手前からアルゼンチンのアルバレスが右足を振り抜くと、鋭いカーブがかかったボールは逆サイドのゴールネットに突き刺さり、懸命に守り続けていたGKコーベルらスイス選手の心を打ち砕いた。アルゼンチンは前半から攻めあぐね、相手の退場で数的優位となった後半も決め手を欠いていた。疲労がピークに達していた中で、アルバレスは「全員で粘り強く戦い続ければ必ずゴールは生まれると信じていた」と振り返った。直前にメッシのシュートがブロックされていたこともあり、チームを救う一撃となった。
アルバレスは22歳で臨んだ前回大会では期待の若手アタッカーながら控えFWだったが、巡ってきた出場機会で結果を出し先発を奪取。その後スペインリーグで技術と決定力に磨きをかけ、今ではLa・マルティネスと「メッシの前線のパートナー」の座を争う主力に成長した。今大会は出場6試合目でようやく初ゴール。出遅れた感はあるが、豊富な運動量で守備時も果敢にプレスをかけるなど状態は上がっている。「どの試合も簡単ではないことはわかっている。あと2試合、全力で挑む」と語った。
スイスは退場が響き初の4強逃す
スイスは67分にエンドイがゴールを挙げたが、エンボロの退場後は攻め手を欠き、初のベスト4進出を逃した。アルゼンチンは延長後半にアルバレスがミドルシュートで勝ち越し、終了間際にはカウンターからLa・マルティネスのゴールで突き放した。アルゼンチンのスカロニ監督は「私たちはかなり苦戦を強いられた。それでも、準決勝進出を決められたのは大きな誇り」とコメントした。
試合の布陣と交代・警告・退場
【布陣】アルゼンチン:GKマルティネス、DFモンティエル、ロメロ、オタメンディ、タリアフィコ、MFデパウル、フェルナンデス、アルマダ、FWメッシ、アルバレス、ゴンサレス。スイス:GKコーベル、DFウィドマー、アカンジ、ロドリゲス、MFソウ、ザカリア、リーダー、FWエンボロ、アムドゥニ、バルガス、エンドイ。
【交代】アルゼンチン:ゴンサレス→78分タリアフィコ、モンティエル→85分モリナ、La・マルティネス→85分デパウル、アルマダ→91分フェルナンデス、オタメンディ→106分ロメロ、ロペス→110分パレデス。スイス:ウィドマー→86分ソウ、アムドゥニ→86分エンドイ、ムハイム→86分リーダー、ジョメルト→95分+ロドリゲス、ヤシャリ→96分ザカリア、バルガス→115分フロイラー。
【警告】アルゼンチン:アルマダ、La・マルティネス、ロペス。【退場】スイス:エンボロ。



