車いす部門で日本勢快進撃
テニスのウィンブルドン選手権は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで車いす部門のシングルス準決勝が行われ、女子は上地結衣(三井住友銀行)が前回覇者の王紫瑩(中国)に4―6、6―3、7―6で逆転勝ちし、決勝進出を果たした。男子は小田凱人(東海理化)がマルティン・デラプエンテ(スペイン)を下し、こちらも決勝に駒を進めた。
上地、昨年の雪辱を果たす
上地は昨年の決勝で敗れた王紫瑩との再戦。第1セットを4―6で落としたものの、スライスショットを多用して相手を前後に揺さぶる戦術が奏功。試合が進むにつれて相手のスピードが落ち、最終セットのタイブレイクではサーブとリターンで主導権を握り、粘り強く勝利を収めた。「勝てたことは良かった。スライスを多用したのが去年との違い。レパートリーが増えている」と上地は語った。これで悲願の初優勝へ向けて一つ目の壁を乗り越えた。
小田凱人も貫禄の決勝進出
男子の小田凱人は、デラプエンテに安定したプレーで勝利。昨年の全仏オープンに続く四大大会決勝進出を果たし、連覇を狙う。決勝では第1シードの選手と対戦する見込みで、さらなる成長が期待される。
青山組は準決勝で敗退
女子ダブルス準決勝では、青山修子(安藤証券)、梁恩碩(台湾)組が第2シードのペアに敗れ、4強止まりとなった。青山組は序盤から相手の強烈なサーブに苦戦。リターンの立ち位置を変えるなど工夫したが、打開策を見いだせず、2セットとも青山のサーブをブレイクされて敗れた。「パフォーマンスを上げるべきところで上げられなかった。負けるべくして負けた」と青山は悔しさをにじませた。全仏オープンに続く四大大会での4強入りだったが、決勝進出への壁は厚い。「ベスト4は素晴らしい結果だが、選手としてもっと立ち向かっていかないといけない。心残りはある」と語った。
男子シングルスはシナーとズベレフが決勝へ
車いす部門以外では、男子シングルス準決勝で第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)にストレート勝ち。第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(独)は主催者推薦のアーサー・フェリー(英)を7―6、6―2、6―4で下し、決勝進出を決めた。



