「日本一速い主務」中大・山崎草太、国スポ3000m障害で5位 自己ベスト更新
中大・山崎草太、国スポ3000m障害で5位 自己ベスト更新

国民スポーツ大会の陸上競技が15日、青森市で始まった。成人男子3000メートル障害には「日本一速い主務」の異名を取る中大の山崎草太(4年)が山口県代表として出場し、8分40秒71で5位に入った。

故障を乗り越え裏方に転向、今季は主務として活躍

山崎は1年時に箱根駅伝で山上りの5区を任された実力者ながら、その後は相次ぐ故障に苦しみ、3年目から裏方に転向。今季はマネジャーのまとめ役となる主務を務めつつ、初挑戦した3000メートル障害で関東学生対校選手権1部3位、日本学生対校選手権2位と活躍し、大きな注目を集めた。

出雲駅伝翌日に1度だけ練習して出場、悔しさをにじませる

秋に入って駅伝シーズンの準備が本格化する中で自身の練習がままならず、今大会に向けては12日の出雲駅伝翌日に1度だけ水濠を跳ぶ練習をして出場。レース後半に上位争いから遅れ、「気持ちが負けて離れてしまった感覚。もったいないことをした」と悔やんだ。それでも、「県の代表としてふさわしい走りをしたい」という思いを胸に、ラスト1周は懸命のスパートで1人を抜く意地を見せた。自己ベストを約1秒更新し、3000メートル障害を走るのは「最後」と決めたレースを締めくくった。

今季のレース出走は「ラストになるかもしれない」、主務の仕事に注力へ

今季は5000メートルでも自己ベスト更新と13分台突破を達成してチームを勢いづけたいというプランを描いていたが、現在の状況を鑑みて、今季のレース出走自体も「これがラストになるかもしれない」という。

約2週間後に控える全日本大学駅伝を見据え、「ホテルの手配は済んだので大丈夫だと思いますが、駅伝ばかりでなく、大事な選手選考を行う記録会のエントリーなどもある。またもう一回しっかり気を張って、箱根まで残りの期間、ミスがないようにしていきたい」と、すぐに主務の仕事へ気持ちを切り替えていた。