プロ野球ロッテの益田直也投手(36)が4日の西武戦の九回に登板し、今季2セーブ目を挙げて、名球会入りの条件となる通算250セーブに到達した。通算250セーブ達成は佐々木主浩、高津臣吾、岩瀬仁紀、平野佳寿に続く日本選手5人目。平成生まれの投手で名球会の入会規定(200勝か250セーブ)を満たしたのは初めて。
初セーブから14年、節目の250セーブ
益田の初セーブはプロ1年目だった2012年8月5日のオリックス戦。そこから14年かけて金字塔を打ち立てた。
高校時代は背番号16で、投手でもなかった。本格的に投手の道を歩み始めたのは大学入学時。同級生に投手が13人いて、「実力は13番目」という評価だったという。
恩師が語る「まさか」の快挙
大学時代に指導した関西国際大の鈴木英之監督(59)は、教え子の快挙をたたえつつも、驚きを隠せない。「まさかと言ったら彼には失礼だけど、プロに送り出した時にここまでの成績を残すなんて想像もできなかったですね」と振り返る。
出会いは2008年春。市和歌山商高(現市和歌山高)から細身の選手が入部してきた。高3夏の和歌山大会は控えの内野手だった。「ピッチャーをやりたい」と言い張るから、「はいはい、どうぞ」と空返事をした。練習はコーチに任せていた。
「最初はまったく注目していなかった」と鈴木監督は振り返る。ただ、「負けん気の強さはものすごかった」。練習の最後にある長距離走ではトップでゴールし、数十メートルの短距離走もチームで一、二を争う速さ。コーチらから止められるまで走り続けるほどで、練習量はトップクラスだった。
投手として一冬を越え、益田は急成長した。130キロ台前半だった直球は、その後プロの舞台で通用する球へと進化を遂げ、250セーブの偉業につながった。



