ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が現地時間25日、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、2試合連続となる45号本塁打を放った。この一打により、松井秀喜氏が持つ日本人選手のメジャー最多本塁打記録(175本)を更新し、新たに176本塁打とした。
記録更新の一打
大谷は5回裏、1死一塁の場面でジャイアンツ先発のローガン・ウェブ投手が投じた外角低めのスライダーを捉え、左翼スタンド中段へ運んだ。打球速度は約112マイル(約180キロ)、飛距離は約430フィート(約131メートル)を記録。打球角度は28度で、完璧な弾道だった。
この本塁打で大谷は、松井が現役時代にヤンキースなどで積み上げた175本塁打を超え、日本人メジャーリーガーとして歴代単独トップに立った。松井は2003年から2012年までの10シーズンで175本塁打を記録しており、大谷は2018年のメジャーデビューから8シーズン目での到達となった。
試合の展開と勝利
試合は序盤から投手戦の様相を呈し、ドジャースは2回裏にキケ・ヘルナンデス選手の適時打で先制。ジャイアンツも4回表にマイク・ヤストレムスキー選手のソロ本塁打で同点に追いついた。その後両軍とも得点を奪えず、試合は延長戦に突入した。
延長10回裏、ドジャースはムーキー・ベッツ選手の二塁打とフレディ・フリーマン選手の敬遠で無死一、二塁のチャンスを作り、代打のオースティン・バーンズ選手がサヨナラ安打を放って3対2で勝利した。大谷はこの試合で4打数1安打1打点1四球と、記録更新の一打以外は抑えられたものの、勝利に貢献した。
記録更新の意義と今後の展望
大谷は試合後、「松井さんは子供の頃から憧れていた選手。その記録を超えられたことは本当に光栄です。でも、まだシーズンは続くので、チームの勝利のために全力を尽くしたい」とコメントした。大谷は現在、ナ・リーグ本塁打王争いでもトップを走っており、このまま打ち続ければ50本塁打も視野に入る。
一方、松井秀喜氏も自身の記録が更新されたことについて、メディアを通じて「大谷選手ならいつか超えると思っていた。彼の才能と努力に敬意を表したい。これからも素晴らしい記録を打ち立ててほしい」と祝福のメッセージを送った。
大谷の次なる目標は、イチロー氏が持つ日本人選手のメジャー通算安打記録(3089安打)や、野茂英雄氏の奪三振記録(1918奪三振)など、数多くの偉大な記録が存在する。しかし、本塁打という最も華やかな部門で日本人トップに立ったことは、日本の野球史における金字塔と言える。
チーム状況とプレーオフ争い
ドジャースはこの勝利でナ・リーグ西地区の首位をキープ。チームは大谷の打撃だけでなく、投手陣も安定しており、特に先発の山本由伸投手が6回を2失点に抑える好投を見せた。山本は「大谷さんの記録達成を目の前で見られて感動しました。自分もチームの勝利に貢献できるよう頑張ります」と語った。
今後、ドジャースはアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの3連戦を控えており、大谷の打棒にさらなる注目が集まる。日本人メジャーリーガーの歴史に新たな1ページを刻んだ大谷翔平。その快進撃はまだまだ続きそうだ。



