無冠に終わった大谷翔平、米メディアから「打者専念」論も…二刀流が岐路に
無冠の大谷翔平に「打者専念」論…二刀流が岐路に

米大リーグでポストシーズンが本格化する中、投打の二刀流ではなく打者として出場を続けているドジャースの大谷翔平(32)。昨季は2年連続で50本塁打をマークするなど自身4度目の最優秀選手(MVP)に輝いたが、今季のレギュラーシーズンでは本塁打王、打点王などのタイトルには届かず、無冠に終わった。特に後半戦ではコンディションの維持に苦しみ、投手としての出場ができなかった背番号17に対し、一部の米メディアからは打者専念を勧める意見も。自身のアイデンティティーともいえる二刀流が、岐路を迎えている。

打者の指標は軒並み低下

大谷はメジャー9年目の今季、開幕当初は投打の二刀流でプレーした。だが、シーズンに入ってからは左膝の炎症や右上腕部の違和感などに苦しみ、試合で先発登板したのは7月3日が最後。投手としては8勝をマークしたものの、7月以降に白星を挙げることはなかった。

大リーグ評論家の福島良一さんは「前半戦は投打の二刀流の活躍もあるなど、非常に良かった」と評価した一方、「後半戦ではコンディションの問題もあり、本来の力が発揮できなかった。シーズンを通して二刀流を維持していくことは、年齢とともに難しくなっているのかもしれない」と分析する。

今季の成績と今後の見通し

福島さんが指摘するように、シーズン中の度重なるコンディション不良は、打者の成績にも大きく影響した。今季は30本塁打と6年連続で30本塁打以上をマークしたものの、本塁打数は昨年に比べて25本も減少。盗塁数(20個→11個)や長打率(6割2分2厘→5割1分2厘)、出塁率(3割9分2厘→3割7分7厘)など打者としての指標は昨年を軒並み下回る結果となった。