岩手県政150周年などを記念した講演会が5日、盛岡市のキオクシアアイーナで開かれ、野球日本代表「侍ジャパン」元監督の栗山英樹氏が登壇した。栗山氏は約440人の参加者に対し、「失敗がプラスに働くこともある」と述べ、行動することの大切さを訴えた。
大谷翔平とのエピソードを披露
栗山氏はプロ野球・日本ハムの監督として、岩手県奥州市出身で米ドジャースの大谷翔平選手らを指導。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンを3大会ぶりの世界一に導き、今年1月には野球殿堂入りを果たした。
講演では、大谷選手とのエピソードを披露した。日本ハム監督時代の16年、当時は珍しかった「1番・投手」として起用した大谷選手が先頭打者本塁打を放った場面を振り返り、「人生でこんなに驚いたことはなかった」と当時の心境を吐露。その上で「若い選手は『できない』とよく言うが、翔平は一切言わなかった」と明かした。
WBC優勝の要因と高校生へのエール
23年のWBCで王座を奪還できた要因については、「みんなが自分で考え、命がけで行動したからだ」と強調。会場の高校生らには「自分の感覚や感性を信じて、最後までやり切ってほしい。みんなの活躍を願っている」とエールを送った。



