第108回全国高校野球選手権京都大会(府高野連など主催)は22日、わかさスタジアム京都(右京区)で準々決勝2試合が行われた。鳥羽が龍谷大平安を10-7で破り、立命館宇治が福知山成美に9-4で勝利し、4強入りを決めた。23日も同球場で準々決勝2試合が予定されている。
鳥羽、打撃戦を制す
鳥羽は16安打を集め、相手投手陣を攻略した。三回、重久、岩内の連続適時打で1点差に迫った。2点差に広げられた五回、打者11人の攻撃で一気に5点を挙げ逆転。同点とされた八回は暴投や守備の乱れを逃さず、3点を加え、勝ち越した。
龍谷大平安は初回に松本の犠飛で先制し、小刻みに加点したが力尽きた。
龍谷大平安・西岡主将、涙の敗退
3点を追う九回。最後の攻撃が始まったが、涙が止まらなかった。一死で迎えた打席、龍谷大平安の西岡賢伸主将(3年)は「チャンスは来る。やったろう」と初球から果敢にバットを振ったが、一飛に倒れた。打球を見上げると一塁への足は止まり、悔し涙があふれた。
捕手として、タイプの異なる複数の投手をリードして勝ち上がってきた。ただ、この日の八回の守備で、投手の暴投が重なり勝ち越しを許し、「その場しのぎの配球をしてしまった」と悔やんだ。チーム最多の3安打の活躍だったが、「自分がチームを勝たせて日本一長い夏にしたかった」と主将としての責任感がにじんだ。
今後について「大学では1年からスタメン入りして全国の舞台を目指したい」と語った。涙でぬれた目に、闘志は失われていなかった。
立命館宇治、九回に猛攻
立命館宇治は最終回に打線に火がつき、勝負を決定づけた。初回、東、保田の連続適時打で3点を先取し、四回にも1点を加えた。同点で迎えた九回、東や代打・宮本による適時打など5連打で5点を奪い、突き放した。
福知山成美は初回、相手投手の暴投などに絡めて逆転したが、その後は打線がつながらなかった。



