夏の高校野球愛知大会、星城と享栄が4強進出 東邦は敗退
夏の高校野球愛知、星城・享栄など4強

第108回全国高校野球選手権愛知大会の準々決勝が23日、県内2球場で行われた。星城が昨夏準優勝の東邦を5―2で下したほか、愛工大名電、中部大春日丘、享栄が準決勝に進出した。準決勝は27日、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)で行われる。

星城5―2東邦

東邦の星野玲太捕手(2年)は五回、先頭打者として打席に立ち、変化球を左中間にはじき返す二塁打を放った。犠打で三塁に進むと、関之尾悠太選手(3年)の内野ゴロで本塁に頭から滑り込んで同点に追いつき、破顔で喜びを表現した。

チームは六回に3点を奪われて勝ち越され、八回には1点を追加された。苦しいゲーム展開に、何度もマウンドに駆け寄り、3人の投手を励まし続けた。九回も先頭打者として打席に立ち、中安打で出塁。無死満塁の好機で、併殺間に2点目の生還を果たした。

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この試合、3本の長短打を放ったものの、「あと一歩及ばなかった。先輩たちと一緒に甲子園に行きたかった」と目を潤ませた。

中部大春日丘10―1名古屋たちばな

名古屋たちばなの深田桜生主将(3年)は、9点を追いかける七回二死、3球目を打ち返し右中間に抜ける二塁打を放った。塁上で拳を振り上げ、「まだ試合は終わってない。これから動くんだ」と仲間に呼びかけた。

深田主将はミート力の高さを武器に1年夏からベンチ入り。2年夏には主軸として打率5割を超える打撃で8強入りに貢献し、新チームから主将を任された。春に新入生を迎え部員が100人を超え、練習場所の限りや指示が全員に伝わらない悩みが生まれたが、周囲のアドバイスを受けて集合時に学年ごとに出席番号順に点呼をかけることでまとまり始めた。

5月初旬には練習中に右足首を脱臼骨折。全治2か月半で大会に間に合わないと危惧されたが、酸素カプセルやはり治療を受け、サポーターで固定して4回戦から出場。11打数7安打と活躍した。目標だった「夏4強」の壁は越えられず、「見せるべきところは出せた」と話す一方で「粘り強さがあれば優勝までいけたのかな。勝たせられなくてごめんな」と本音をにじませた。

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