夏の高校野球三重大会、津商と三重が圧勝で4強進出
夏の高校野球三重大会、津商と三重が4強進出

夏の高校野球三重大会は23日、準々決勝が行われ、4強が出そろった。春の選抜に出場した三重、昨夏準優勝の津商がコールド勝ち。近大高専は昨夏優勝の津田学園を下し、15年ぶりのベスト4入りを果たした。明野は27年ぶりに準決勝へ駒を進めた。準決勝は25日、四日市市霞ヶ浦第1野球場で行われる。

明野15―8津西

両チーム合わせ29安打の乱打戦で、津西は8点を挙げたが、及ばなかった。昨夏の2回戦で敗退後、新関廉乃輔主将(3年)はスマートフォンの画面に試合後に整列して涙を浮かべる選手の写真を設定し、悔しさを忘れないようにしてきた。長打を打てるよう、スクワットやベンチプレスで筋力をつけ、この日は先制打を放った。しかし、八回二死一、三塁の場面では中飛に打ち取られ最後の打者に。「最後に打てなかった。結果出さないと意味がない」と悔しさをにじませ、「大学に進学し、神宮球場に立ちたい」と前を向いた。

近大高専5―2津田学園

1点を追う二回、満塁の好機で、内側低めの直球を捉えた球は、同点に追いつく右翼への適時打に。さらに四死球が続いて、2点を追加。この日2打数2安打の2年生主将がチームを勢いづけ、昨夏3回戦で敗れた津田学園に雪辱を果たした。今春の県大会で昴学園にコールド負けを喫した後、伊藤康弘監督が「目標とするベスト4を目指すなら、このままではだめだ」と主将の交代を決断。候補者を募ったが、3年生からは手を挙げる選手がおらず、2年生ながら監督から打診され、覚悟を決めた。当初は3年生に気を使うこともあったが、学年に関係なく振る舞った。チームの一体感を高めようと、練習ではミスを責めるのではなく、積極的に声をかけ、空気が悪くならないよう立ち回った。練習後に何もしていない人がいれば、「草抜き行って」「あそこの片付けして」と指示。保護者や指導者への感謝も忘れず、常に周囲に気を配った。「ここまで来ればもう甲子園しか見ていないので、まずは準決勝をチーム一丸となって戦いたい」。先輩たちを引っ張る背中が頼もしかった。

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